漢方内科
漢方薬の飲み方は様々で、「エキス製剤」「散剤」「煎じ薬」とあり、それぞれ長所と短所があります。
<エキス製剤>
生薬の組み合わせが決まっており、各メーカーが抽出エキスを粉にしています。
患者さんには、インスタントコーヒーのようにお湯でエキス製剤を溶かし服用してもらいます。
既製品のため、安定していますが一方で微調整ができず、効果も煎じ薬に比べてやや劣ります。
<散剤>
生薬をそのまま刻んだ薬で香りを大事にしています。
<煎じ薬>
生薬を一から組み合わせる完全オーダーメイド処方です。生薬を詰めたパックを患者さん自身で煎じて服用してもらいます。
ご自分で煎じなくてはならないので、時間がかかります(約40分程度)。
しかし、一人ひとりにあった分量と生薬組み合わせを提供できますので効果はもっとも高くなります。
当院では西洋医学治療も行いますが、まずは自己治癒力を期待して東洋医学治療を優先しています。
また、西洋医学と併用したほうがより効果があると判断するときは併用して治療をします。
風邪などの急性疾患、生活習慣病などの慢性疾患、皮膚の不調や原因不明の痛み、精神的な不調、悪性腫瘍による諸症状など東洋医学が対象とする病気は多岐にわたります。
東洋医学治療を希望される方は是非ご相談ください。
また肩こり、首こり、腰痛、しびれ、足のだるさなど皮内鍼という鍼治療も行っていますのでご希望がある方はご相談ください。